Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

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2004年9月26日 03:12

"プルチネッラ"

コメディア・デラルテ (Commedia dell'arte) は、仮面を使用する即興演劇の一形態です。16世紀中頃にイタリア北部で生まれ、主に16世紀頃から18世紀頃にかけてヨーロッパで流行し、現在もなお各地で上演され続けています。
ここで私の体験談を一つ。
ローマの家(引っ越す前の家)は、ヴァチカン市国の近くだったのですが、となりが公園になっていました。 ある日曜日の朝、あまりにも公園が賑やかなので目が覚めてしまい、いったい何が始まったのだろう? と思って、部屋(4階です)の窓から下を見渡すと・・・ なんと、パリアッチ(道化師)の出演する移動劇団が、たくさんの観客(ほとんどが子供たち)に囲まれて、実に楽しげにコントやパントマイムを繰り広げていたのでした。 まさか、現代まで続いているとは思っていなかったので、本当に驚きました。(この話は、続きがありますのでお楽しみに!)
明日のコンサートで演奏される ストラヴィンスキー作曲の"Pulcinella"も この道化者キャラクターの一人で、ナポリのシンボルとして、今もなお大衆の人気者だそうです。

最高の本番でした!
チャイコフスキーのアンダンテ・カンタービレを演奏しながら、私の心は叫んでいました。 "cantabile!" (カンタービレ!)って。 楽典や楽語辞典では"歌うように"と訳されていることが多いこのイタリア語、今日のコンサートで確信しました。 "歌うように" なんてひかえめな言葉ではないのだと。 本当は "歌って!!"   間違いありません。

明日のコンサート"室内楽の夕べ"の最後のリハーサルがありました。 メンバーの皆さんがとても集中してくれたので、明日はかなり燃焼度の高い本番になりそうです。 メインはモーツァルトの交響曲の中でも、もっともエレガント&チャーミングな曲・・・ そう、第29番です! それにしても、第3楽章、トリオの部分のアーティキュレーションは、本当に謎です。 いったいモーツァルトはどのように記譜したかったのでしょうか? そしてどんなフレーズを望んでいたのでしょうか? 電話でもメールでもいいから、本人に質問できたらいいですね!
明日のコンサート、とても楽しみです。

2004年9月23日 03:11

マエストロ・ロジェベン

さて。昨日の続きです。 「めんどりたちに囲まれて暮らすおんどりが、修道女に化けたきつねにだまされて危ない目にあいますが、猫とヤギに助けられ、悪いきつねは身を滅ぼす」 というのが、この音楽劇のストーリーです。 今日はマエストロ・ロジェストベンスキーと歌手の皆さんの音楽稽古がありましたが、その仕上がり具合にマエストロも大満足でした。 歌手の皆さん、このとても難しい曲を(ロシア語のディクション、複雑な変拍子、幅広い音域 etc...)たくさんの時間と情熱をかけて練習をして来た甲斐がありましたね! さあ、明日からはオーケストラとの練習です。 Fate il vostro migliore!  私は25日のコンサートのため、明日から富山です。 

ストラヴィンスキーが作曲したこの音楽劇、9月27日の読売日響ストラヴィンスキーチクルスで演奏されます。なかなか演奏される機会の少ない、とてもめずらしい曲です。今回、この曲の上演にあたり、マエストロ・ロジェストヴェンスキーのアシスタントをつとめています。
(つづく・・・)

2004年9月21日 19:22

スタート!

みなさん、こんにちは! 今日からブログを始めました。
私、吉田裕史のコンサート活動、ローマ(2002年から住んでいます)での出来事、オペラやオーケストラ作品などに関する情報や雑感などを徒然なるままに記録していこうと思います。感想や意見など、気ままに送ってくださるとうれしいです。