Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

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帝国ホテル・孔雀の間にて開催された 「英語弁論大会記念レセプション」 にて、読売日本交響楽団を指揮して 「こうもり序曲、アンネン・ポルカ、ラデッキー・マーチなどを演奏しました。 高円宮妃やハワード・ベーカー駐日米国大使らが列席され、とても盛り上がりました。 このパーティーの中でミニ・コンサートがプログラミングされ、上記の数曲を演奏したのですが、とても面白いことがありました。 
こうもり序曲をとてもエレガント&ドラマティックに演奏することができたのですが、最後のリズムが最高にシャープに決まった瞬間、客席からはたくさんの"Bravo!"が!! そして何より楽しかったのは、"ヒュー・ヒュー!"という、囃し口笛とともにスタンディング・オベーションがあったことです。 日本ではなかなか体験することのない客席からのリアクションでしたが、会場を見渡してみると・・・納得! 英語を母国語とするたくさんの外人の姿が。 こんなリアクションも、うれしいものですね! 素敵なパーティーでした。

トスカの舞台となった、教会、宮殿、城が描かれている古地図を紹介します。 
テヴェレ川の左側(赤)が、3幕の舞台となるサンタンジェロ城。
右側上部(青)が、1幕の舞台であるサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会。
そして右側下部(黄)が、2幕の舞台となったファルネーゼ宮殿(現在はフランス大使館)です。

このオペラの最後のシーンで、トスカはサンタンジェロ城から身を投げます。キリスト教文化を背景として描かれているこのオペラにおいて、このことは何を意味するのでしょうか? 「自分で自分自身の命を絶つこと」 つまり「自殺」は、キリスト教の教義に反します。 死の最後の瞬間まで善人であった、トスカの恋人カヴァラドッシは、神の御前で裁かれることはないでしょう。 しかし、意図的に悪の限りを尽くしたスカルピアと、愛のためにとはいえ最終的に罪を犯したトスカは・・・ "avanti a Dio!" (神の御前で!) に進み、ともに裁きを受けることとなるのです。 
さらに言うなれば・・・ トスカは2幕の終わりにスカルピアを殺しています。 「汝、人を殺すなかれ」 あまりにも有名な十戒の中の言葉です。