Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

Calender

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

New Entry

Archives

Category

Links

Links2

7月20日(水)横浜みなとみらいホールにて同プログラムで共演。photo by A.Tsunoda [文責]東音企画

7月17日(日)サントリーホールに、ブダペスト・コンサート・オーケストラを指揮してデビュー。ベートーヴェン 「プロメテウスの創造物」序曲、 ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」(Pf.イングリット・フジコ・ヘミング) 、交響曲 第7番を好演しました。
Photo by A.Tsunoda [文責]東音企画

朝から、BCOとのリハーサル。 4楽章をリハーサルしている時に、さっそくオーケストラにリクエストしてみました。 

「このテーマ(舞曲)は、実はハンガリーの音楽だと聞きました! 確か・・・ そう、Werbungという名前ですね。 ピアノの部分はチャーミングに女性的、そしてフォルテのアフタービート・アクセントは男性的に力強くお願いします。 どうぞ、私に聴かせてください、本物のハンガリー音楽を!」

その後のオーケストラの演奏の変わりようといったら・・・ もう最高でした。 
メンバー全員の表情が語っていました 「OK!見せてやるよ!!」 って。

(交響曲第7番の4楽章・・・ たぶん最も激しい部分をリハーサル中!)

今日から、ブダペスト・コンサート・オーケストラとのリハーサルが始まりました。 
コンサートの本番は7月17日(サントリーホール)、7月20日(横浜みなとみらいホール)です。 フジコ・ヘミングさんとの共演は、今から本当に楽しみです。 チケットのお問い合わせは こちら まで。

リハーサルの後で、オーケストラ・マネージャーのジョルジィが街を案内してくれることになりました。 国立オペラ座、リスト音楽院、リスト記念館、楽譜屋、楽器屋・・・ 延々と案内してくれるのでとてもうれしかったのですが、地下鉄に乗ったのはたったの一回だけで、あとはほとんど歩きっぱなし。 彼曰く、「ブダペストはそんなに大きな街ではないからね。」 
けっこう大きな街だと思いましたが(笑)

彼との話でとても興味深かったのは、ベートーヴェンの曲にはハンガリー(系)の踊り&リズムがたくさん出てくる、というものでした。 
なかでも、今回演奏する交響曲第7番の4楽章に出てくるテーマは、"Werbung" と呼ばれるもので、その昔、まだハンガリー・オーストリア二重帝国(この国の人たちは、オーストリア・ハンガリー二重帝国とは言わない)の時代に、慢性的に兵隊が不足していた特に海軍では、兵士のリクルートのためにダンス・パーティーを開き、たくさんお酒を飲ませ気持ちよくなった頃(意識がなくなった頃)に、無理やり軍隊への志願書にサインをさせたのだそうです。 

かなり強引というか、ほとんど詐欺に近いと思いますが(笑)、いずれにせよお酒を飲ませ、"出来るだけ早く酔わせる" ために踊らせる、その際に使われた舞曲が、このリズム&テーマだということがわかりました。 
なんだか急に、この部分を演奏するのが楽しみになってきました!!

6年ぶりに訪れたハンガリー、ブダペスト。
何もかもが変わっていました! 街は明るく、活気に満ちていて、道行く人々の表情は本当に楽しそうです。 政治形態が変わってから約15年、最初の10年はなかなか進まなかった改革も、この5年で大きく進歩を遂げたのだそうです。 でも、物価もかなり上がっていて驚きました。