Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

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今回の アントニオ・マルケス舞踊団 との共演では、ファリャ 作曲 「はかなき人生」と、ラヴェル 作曲 「ボレロ」を演奏します。

「はかなき人生」の原題はスペイン語で "La Vida Breve" ですが、これは直訳すると、"短い人生" という意味になります。そしてイタリア語に言い換えてみても、ほとんど同じで "La Vita Breve" です。

皆さんも良くご存知のようにイタリア語とスペイン語はとても近い言語なので、オーケストラのメンバーはこのタイトルの意味とニュアンスをよく理解しているわけです。

さて、今日の午前中、オーケストラとこの曲を練習中にこんな出来事がありました。

リハーサルも終盤を迎え、みんな少し疲れてきたかなぁ.. と思ったので、つぶやきながら "La vita è breve..." (人生って短いよね...) と言ってみたら、オーケストラのメンバーが一斉に "è vero Maestro! Davvero!!" (マエストロ、本当に! その通りですよ!!) という言葉が帰ってきました。

その後、メンバーの集中力は高まり、より音楽に満ち溢れた演奏となりました。
人生は短いのだから、練習に集中し、時間を有効に使おう! という思いがみんなに伝わってくれたのでしょう。。。か?

さて、リハーサルはとてもうまく行き、"Buon pranzo!" (素敵な昼食を!) と言って練習を終えると、メンバーの一人がニコニコしながら話しかけてきました。

"マエストロ、あなたの仰るとおりです。 人生は短いのだから、どんなことでも集中しないと! そうでないと、遊ぶ時間が減ってしまいますからね!!"
さすがイタリア人、人生つねに"前向き"です(笑)