Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

Calender

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

New Entry

Archives

Category

Links

Links2

今年は、プッチーニの生誕150周年にあたります。 当然のことですが、イタリアのみならず世界中で、いつもより多くの作品が上演されます。 さて、たった今、イタリアの友人からとても興味深いニュースが入ってきました。 

生涯に10作品(三部作を一作品と数えて)のオペラを作曲したプッチーニですが、なんと150周年の今年、たった一作品だけイタリア中の歌劇場のシーズン・プログラムを探しても "演奏されない作品" があるそうです。 

さて、その一つとは、いったいどの作品でしょう?

  • 『ヴィッリ』(『妖精ヴィッリ』)1884年
  • 『エドガール』1889年
  • 『マノン・レスコー』1893年
  • 『ラ・ボエーム』1896年
  • 『トスカ』1900年
  • 『蝶々夫人』1904年
  • 『西部の娘』1910年
  • 『つばめ』1917年
  • 「三部作」1918年( 『外套』、 『修道女アンジェリカ』、 『ジャンニ・スキッキ』)
  • 『トゥーランドット』1926年
  • 答えは、近日中にこのブログ上で発表します! お楽しみに。。

    2008年3月15日 11:30

    「椿姫」 レポート その3

    La Traviata.JPG

     今回のLa Traviata公演のポスター、エレガントなデザインで気に入っています。

    劇場周辺にはもちろんですが、たまたまランチに入ったイタリアン・レストランの店内にも貼ってありました。このようなうれしい偶然は大歓迎です!

     

    東邦音楽大学オペラ公演「フィガロの結婚」は大好評でした。当日は、風が強くて埼京線が不通となるなど悪天候の中、御来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。

    数回に分けて、この公演の様子をレポートしていきたいと思いますが、まず初めに、昨年8月末に受けた インタビュー をアップします。 練習が始まったばかりの頃の様子や雰囲気が伝わりますように。。

    オペラ公演の練習の中、今日は指揮の吉田裕史先生にオペラ公演に向けての意気込みや姿勢などについてお話を伺いました。厳しくも温かい吉田先生のお話。
    インタビューをお読み頂き、フィガロの結婚、2月のオペラ公演を楽しみにして頂けると嬉しいです。

    ─ 2月のオペラ公演に向けてのお話をお聞きしたいと思います。第1回は『魔笛』、第2回は『フィガロの結婚』を上演することになりましたが意気込みを聞かせてください。

    吉田:『フィガロの結婚』はどの大学でも教材としてとりあげられます。なぜでしょうか? まずは音楽そのものの持っている魅力という点が第一に挙げられますね。どの音楽も耳に残り、歴史に残る名曲揃いなんです。そして、バラエティーに富んだ登場人物が出てくるので、それぞれの歌手に合った役が多彩に揃っているという点も挙げられます。どんなキャラクター、そしてどんな声種の歌手も参加できるという点において、今回の『フィガロの結婚』というのは最高の選曲ではないでしょうか。音楽大学でオペラを上演するに相応しい、また最初にきちんとオペラを勉強するのに最も適した教材であると思います。

    そして、『フィガロの結婚』のようなナンバーオペラ(番号で区切られたオペラの形式)を、大学においてとりあげることのメリットとして、プッチーニやワーグナーなどと違い、1番&2番はデュエット、3番&4番はアリア、5番はデュエットetc... というように、一つひとつの楽曲がはっきりと区切られていることが挙げられるかもしれません。それぞれの曲が1番短くて1分くらい、最も長くても5、6分といったところですから、丁寧に深く掘り下げて勉強するのに丁度良い内容なんですね。そして、もちろん、六重唱やフィナーレなどの長大なナンバーには、ほとんどすべてのキャラクターが登場し、とてもドラマ性に富んでいて、アンサンブルを楽しむ(勉強する)のにもってこいというわけです。

    もちろん、大前提として、「聴衆にとって楽しめて、感動して、そして何度でも聴きたいと思える曲だから!」という理由があります。そういった意味でも、このオペラは間違いなく最高傑作と言えますね。だから、良い曲を・・・間違いなく良い曲を選んだとの自信、自負があります。

    ただし・・・難しい!プッチーニやヴェルディとか、つまりトスカやアイーダなど、それからワーグナーやリヒャルト・シュトラウス・・・こういった楽曲は、オーケストラ自体が常に音楽していて歌い手を助けてくれる。伴奏の中には、ほとんどいつも美しいメロディがあり多様なハーモニーもあるし、それだけ聴いていても音楽に溢れている。でも、モーツァルトは、まず自分自身で音楽を生み出さなければならない!どちらかと言えば、ロッシーニやドニゼッティのスタイルに近いかもしれない。この時代の曲は、伴奏がただの八分音符の刻みだったり、わりと基本的なハーモニーだけだったりする。そうなってくると、これはもう大部分が歌い手にかかっているわけですよ。どれだけ素晴らしい音楽を創造できるかということは。"オペラ"ですから。

    ─ 世界観も託されるということですね?

    吉田:そう!世界観どころか、無の状態(楽譜という単なる記号)から、音楽の宇宙(演奏による表現)を生み出さなければならない!! もう少し続けて分析してみると・・・モーツァルトっていうのは、"中間"くらいと言えるかもしれません。プッチーニやワーグナーとロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティなどとの中間。楽譜上はとてもシンプルに見えて、ハーモニーもセブンス、ナインスくらいまでがほとんどで・・・不協和音とかモダンな和音はほとんど出てこない、そしてメロディもすごく自然で馴染みやすい。となると、それこそ本当に、シンプルな音楽に対して、いかに自分自身で音楽をクリエイトしていくかということが重要になる。だから実は、そこが一番、音楽大学でやるには相応しい点なのかもしれない。まさに、音楽創りを勉強しにきているんですから。

    ─ 勉強し甲斐がありますね。

    吉田:勉強し甲斐があるでしょう!指揮者としてもとてもやりがいがあります。Mozartは確か・・昨年が、生誕250周年だったかな?だからこの曲は作曲されてから250年くらい経っている・・・えーと、作曲された年は確か・・・(スコアを確認して)初演が1786年にウィーンか。少なくとも200年以上もの長い間、名曲として残っているわけで、もう有無を言わさず歴史が示している傑作なんですよ。

    ─ そうですね。

    吉田:しかも今回は、完全な形で上演するんです。もちろん原語(イタリア語)で。こんなに素晴らしいことはないですよ。いわゆるGlobal standardなんですから。東邦音大で練習して上演したものを、例えばオーストリアやイタリアに持って行ったとしても、ちゃんと評価され感動を巻き起こすくらいの水準。それくらいのことをやりたいと思っています。

    写真:吉田先生

    ─ そうですね、向こうの方にもちゃんと伝わるようにということですね。

    吉田:理解されるように、そして思わず笑いが起きるような演奏をしたいですね。人を笑わせるってかなり大変なことでしょう?人が涙を流す、笑う、シーンとなる、とかっていうのは、心が動くからなんです。そこまで行かないと!それはミラノでやろうがウィーンでやろうが東京でやろうが、聴衆には伝わるんですよ、不思議なことに。本物なのか、真似事なのか、表現が豊かなのか、それとも舞台上のオーラが客席に届いていないのか・・・世界中の聴衆が、なぜか本能的にわかるんです。「コーザスタイミズランドイルカーロミオフィガレット」とカタカナ読みで単語の意味がきちんとわからないで歌っているのと、本当に意味がわかって歌っているのと、舞台上で発せられるオーラが違うんです。これは不思議なんだけど、世界中の人に違いがわかるんですよね。本当に不思議なんだけれども・・・。

    ─ お客さんが、イタリア語がわかっていなくても...

    吉田:多少わからなくても、演ずる側が本物なら、聴衆は楽しめて、雰囲気が伝わってくるってことはありますね。だからこそ、そのレベルに達しなくてはいけない。本当に大変です。でも、とてもやり甲斐があるし挑戦し甲斐があるわけですよ。チャレンジしなければいけないんです、音楽大学なんですから。

    ─ 学生には今何を伝えたいですか?

    吉田:そうですね・・・『フィガロの結婚』、きちんとやっておけば絶対その後で財産になる。だから、必死にものにして欲しい、それこそ24時間365日没頭して。今、学生時代は、時間があるんだから。社会に出たら、時間が限られてくる。だから、音楽だけに打ち込める学生時代は幸せなんです。今が本当にチャンスなんです。オペラの授業があって、オペラの実習をグラツザール(ホール)でやって。しかも、卒業したら一生に二度と歌う機会がない曲じゃなくて、『フィガロの結婚』!例えば留学して、どこかの歌劇場でオーディションを受けるとして、「なにか歌ってみてください」って言われた時に、「はい、ではLe Nozze di Figaroを歌います!」ってすぐに言える。とても役に立つスタンダードな曲です。だから一生懸命やって、そして完全にものにしてほしいと思います。

    ─ それでは次に。まだ始まったばかりだと思うんですけど、練習の様子について。

    吉田:練習の様子ですか・・・本当にまだ始まったばかりで、個人によってかなり差がありますね。でも、みんなもっと勉強して来ないと。世界中のスタンダードとして、オペラの上演までのプロセスっていうのは決まっていて、音楽稽古、立ち稽古、オーケストラの練習や合唱の練習があって、そしてついに一緒に舞台で練習する日が来るわけですね。舞台上で、みんな一緒に。それから最後にプローヴァジェネラーレ、つまりゲネプロがあって、そして公演初日を迎える。でもね、まず指揮者との音楽稽古の前に、自分たち一人ひとりが、ちゃんと歌手として勉強してこなきゃいけないんです。これが世界標準です。その心構えが足りない学生たちがいるので、目を覚ましてほしい。今現在の、8月31日現在の状況を語っていますけど。この後、みんなどんどん上手になっていって、本番は素晴らしい演奏になるのはわかっているのだけれど、何月何日に指揮者との音楽稽古が予定された時点で、その日、その時間に目標を定めてリハーサルに臨まないといけない。その日はもう勝負しないと。プロの世界だったら、その時に歌えなかったら「はい、交代!」。

    ─ 交代ですか?

    吉田:そう、"交代"。どんなに声が素晴らしくても、どんなに容姿端麗でも、そこで歌えなかったら終わり。だって、たった何日間かの音楽稽古の後、すぐに舞台稽古に入るんだから。そして、演技と音楽の流れを完全に体に入れて本番を迎え、舞台上で歌って、良かったら割れんばかりの物凄い拍手、悪ければブーイング、それだけなんです。

    ─ え〜(驚)

    吉田:そうです、それだけ。だって・・・つまり・・・要するに素晴らしければいいわけだから。東邦に限らず学生は、"勉強熱心"タイプが多いと思う。つまり、みんな凄く勉強したいと心から思っている。「先生、もっと指摘してください、もっとアドバイスを下さい、私の演奏、どこが悪いんでしょうか?」って。でも、そうじゃなくて、「私の演奏、どこか文句ありますか?」って来なくちゃいけない。それでも、当然、みなさんはまだ学生だから、我々教員側からしてみれば、アドバイスしてあげられることや的確な助言を与えてあげられることは山ほどあるんです。それが先生ですから。だから、リハーサルの時に、「先生、すいません。今日はあまり練習できていないんです。」って言ってくる学生は論外!それは、甘えているだけ。即刻退場!だから、今日現在の練習状況について語るとすると・・・うーん・・・最初の指揮者との音楽稽古に臨む姿勢、用意がとにかく甘いって言うのが現状かな。もちろん、きちんと準備してきている学生もいますけど。とにかく、「私の歌を聴いてください!!」って来てくれなくちゃ。

    ─ 練習ではなく、今日が本番という...

    吉田:練習って、いったい何のための練習なのか?!うーん・・・たぶん"練習"って訳すのがよくないんだな。プラクティスとかスタディの時間ではないから。英語だと、リハースとかリハーサルと言ったり、イタリア語だとプローヴァ、ドイツ語だとプローベ。これはね、実は"試す"って意味なんです。勉強してきたものを"試し"ましょうって感覚なんです。"練習"って言う日本語訳から来る甘えもあるかも知れない。指揮者の吉田先生と"練習"されても困るわけです。そういった基本的なことを本当に理解してもらうために、できるだけGlobal standardな感覚、習慣を学生に伝えたい。だから"練習"っていう言葉は・・・なんかちょっと違和感があるな。
    例えば、洋服を買いに行ったらサイズやフィット感とか試してみないといけないですよね。洋服がたくさん並んでいて、その中から選ぶとしたら、試しに着てみないと自分に合うかどうか分からない。そう言う時に「Posso provare?」(「着てみていいですか?」または「試してみていいですか?」)って店員さんに尋ねてみて試着する。その時、自分が迷っていたら永久に決まらないでしょう!?着てみるからには、自分なりの好みがはっきりしていて、色も形もイメージが決まっていないと、いつまでたっても決断できない。音楽稽古に来て、「ここはフォルテがいいのかピアノがいいのか、最適なテンポはどれなんだろう?」なんて迷っている場合じゃない。その時にはすでに、自分の好みや、音楽的欲求を、そして確固とした自分の世界を表出していなければいけない。だから普段、先生のところにレッスンに行く時もそうだと思うんです。レッスン中に、「私って、緑が似合います?」って質問しているようじゃダメ。「私は、今日この日、この季節、今この瞬間の気持ちは緑なんです!」って、確信を持って言えないとダメなんです。音楽の強さ=想いの強さですから。

    写真:吉田先生

    ─ 自信が必要なんですね。

    吉田:自信も勿論必要だし、それ以上に大切なことは欲求を強く持つということ。言いかえれば「自分の内側からあふれ出る、想いの強さが音楽の強さに比例する」ということかな。そして、それが自信に繋がっていく。実は、世の中には誤解している人たちがけっこういて、「自信を持たないとダメだよ」って言うと、変な自信を持つ人がたくさんいるけれど、自惚れとか、間違った方向性の過剰な自信は、百害あって一利なしだと思います。そもそも、自信なんてつけようと思って身につくものでもないし、強くなるものでもありません。素晴らしい経験の蓄積のみが本物の自信につながっていくのであって。だから、徹底的に楽譜に、そして音楽に対峙してほしい。考え抜いて悩み抜いて、「これだっ!」っていう自分だけのインスピレーションが降って来るまで向き合わなければならないんです。
    "自信"についてもう少し話すと、確かに、音楽家にとって大切な要素の一つだと思います。聴衆の前に立った時に、芸術家として音楽家として舞台人として、自分はこうしたい!ってはっきり伝わってこない演奏を聴きたいと思いますか? 聴きたいわけがないですね。舞台上でまだ迷っていて、強い意思が伝わってこなくて、そんな演奏、聴きたい人なんていないですよ。だから、まず舞台に上がったら、自分がやって来たもの全てを出して、自分が世界一だと思って演奏しなきゃ聴衆に対して失礼。舞台に上がってもまだ「一生懸命勉強してきたので聴いて下さい」っていう心構えで演奏に臨むのはある意味、不誠実かもしれません。だって、そんなのは当たり前のことで、そもそも勉強したことしか身についていないのですから。反対に、ステージに出ていって「みなさん、聴いてください!今の私の全てを出しきります!どうぞ、楽しんでください!!」っていうのと、いったいどちらを聴きたいと思うでしょうか??

    ─ これは後者ですよね。

    吉田:絶対、後者のはずです!ましてやチケット代を頂くとしたら、これはもう大変な話なんですね!学芸会じゃ済まないってことなんです。チケット代を頂くってことは、対価としての感動を届けなければいけない。それは我々音楽家の義務です。"音楽家"という言葉にははっきりとした定義があります。それは"音楽を通して感動を与えられる人"。

    ─ ただやっているだけではなくて。

    吉田:そう。自己満足でただ演奏しているだけでは、アマチュアの域を出ない。愛好家、または趣味。音楽家と呼ばれるためには、お金を頂けるようになるためには、そして、それで生きていけるようになるためには、対価としての感動を与えられるようにならなければいけないんです。そうでなければ、誰も来てくれませんし、誰も聴きたいと思いませんし、そして誰もチケットを買ってはくれません!世の中には、様々な職業があって、皆さんそれぞれの道においてプロフェッショナルで、だからなんらかの報酬を頂いているわけです。要するに何が言いたいかというと、我々の『フィガロの結婚』も感動の域に達しないといけないわけですよ。"入場有料"と聞いて更に身が引き締まる思いです。プロフェッショナルでなければお金はいただけませんから。学生だからと言って、言い訳はできないし、甘えは禁物です。そもそも、私は普段"学生"と演奏しているとは考えていません。演奏家が一緒に音楽を創り上げていく、そんな中で、ふと、思う時があるだけです。「そう言えば、君は何年生?」って。本来、何年生であるかなんて、実はまったく重要ではなくて、例えば「あれ?イタリア語の発音あんまり・・・?」っていうときに、何年生か聞いてみるだけ。1年生だったら、まだ1年間しか勉強していないわけで、「まあ、仕方がないかな・・・」反対に大学院生だったら、「いったい何年勉強しているの??!!」となる。学んだ事が蓄積されていなければおかしいわけです。学年とか大学名とか、本当は一切関係ないはずなんです。今、目の前にいる"そのひと個人"と音楽をやっているわけだから。ちなみに、海外にいると、大学名を聞かれたことなんてほとんどないですよ。すべては"実力"勝負ですから。誰先生についていたか?ということは聞かれたことがありますけれど。つまり勉強の内容や経験の蓄積が重要なのであって、それらはすべて、舞台上での"実力"となって明らかにされるわけです。

    ─ 後悔のないようにしてほしいですね。

    吉田:学生時代に、絶対もっと勉強しとけば良かったって、みんな後悔するみたいですね。だから、卒業してからも悔いのないように、ちゃんと、本当に真剣にやっとかないと。大月先生時代の『ヘンゼルとグレーテル』に出演した、一生懸命頑張っていた卒業生から今でも連絡がくるんです。今の学生たちはうらやましい、って。環境も設備も学校としての魅力がどんどん増しているからでしょうね。大学主催のオペラ公演なんて、昔はなかったんです、やりたくてもなかったわけですよ。どれだけ恵まれているかなんて、恵まれた環境の中にいる人に言っても、きっとわからないでしょうね・・・(笑)。まあ、要するに、卒業してから「学生時代十分な勉強が出来なかった・・」なんて文句は絶対言わないように!これだけ環境が整っていて、そして、先生たちは、全員真剣に取り組んでいるわけですから。

    ─ そして、今年オペラは附属の高校生も参加しますね。

    吉田:これは本当に素晴らしいことだと思います!高校生が、大学生、院生、先生方と一緒になって共演するなんて。本物の音楽空間を共有できるわけです。高校生達にとって夢のような機会になるんじゃないでしょうか。昨年のローマ歌劇場日本公演においても、附属の中高生は、D.デッシーやF.アルミリアートなど世界最高レベルのソリストたちと共演しました。これは、たいへん大きな収穫となったようで、その後たくさんの感想が寄せられましたが、そのどれもが感動と喜びに満ち溢れていました。音楽って理屈だけじゃない、感じるもの。附属の生徒達にとっては素晴らしい場になると確信しています。

    ─ では、ちょっと早いですが最後にお客様へのメッセージをお願いします。

    吉田:創立70周年記念オペラ『フィガロの結婚』、ぜひご来場ください。この日、この時間、みなさまを夢の世界へ誘います。オペラという最高、そして極上のエンターテイメントをどうぞお楽しみに!

    ─ 本日はありがとうございました。オペラ公演楽しみにしています。

     

    2007年5月「カヴァレリア・ルスティカーナ」で吉田裕史が指揮を執った アマラント オペラ では、2009年4月にプッチーニ作曲オペラ「ラ・ボエーム」を上演する予定です。下記の要領にてキャスト及び合唱のオーディションを実施致します。

    《公演内容》

     ■演 目: プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」全幕 字幕付原語上演 ダブルキャスト2回公演

     ■指 揮: 吉田裕史

     ■演 出: ダリオ・ポニッスィ

     ■会 場: 市川市文化会館 小ホール

     ■公演日: 2009年4月の土・日の予定(日程が決まり次第 アマラント オペラ のホームページにて公表します)

    《オーディション》

     ■日にち: 2008年5月5日(月・祝)

     ■場 所: イタリア文化会館 アニェッリホール

     ■応募資格: 大学または短期大学で声楽の専門教育を受けた者、あるいはそれと同等の力を持つ者。

               ただし、合唱はその限りではない。

     ■応募期間: 2008年3月24日(月)-2008年4月26日(土) 必着

    ※詳しくはアマラント オペラのホームページ内、オーディションのページ をご覧ください。 お問合せ・ご応募は、アマラント オペラ「オーディション係」までお願い致します。

    FM NACK5の「Sunday Premium Box」に2週連続出演致します。

     日にち: 3月9日(日)、16日(日)

     時 間: 20:00-20:30(予定)

    オペラの魅力について語ります。 関東近郊の方はぜひお聞き下さい!