Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

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2010年1月30日 08:24

毎日新聞「ひと」

本日(30日)付の毎日新聞「ひと」欄に、マントヴァ歌劇場音楽監督就任に関する記事が掲載されています。 毎日新聞「ひと」

2010年1月27日 23:59

"Best of 2009"

"Best of 2009: Behind the Scenes" の一人に選出


米ロサンジェルス、南カリフォルニア大学(University of Southern California)運営のオンラインマガジン、APA(ASIA PACIFIC ARTS)が毎年選出する、"Best of 2009: Behind the Scenes"(2009年のアジア人芸術家のベスト10)の一人に、吉田裕史が選ばれました。

 

ランクインしたその他の人物には、日本人アニメーターの宮崎駿をはじめ、ファッションデザイナーのアレキサンダー・ワンなど、世界で活躍する一流アーティストが選ばれています。

 

以下、APAの記事引用、日本語訳。

現在40歳の吉田裕史は、イタリア、マントヴァのオペラハウス「マントヴァ歌劇場」の音楽監督就任という、本年最初のヘッドラインとなるニュースを飾った。彼は今回の音楽監督就任以前、2005年よりイタリア国内で音楽家として活動しており、年末には彼が関わる音楽の祭典が予定されているなど、この音楽監督就任によって、日本とイタリアの文化的交流をよりさらに緊密なものとした。吉田氏は、東京音楽大学を卒業し、1999年には文化庁により在外研究員として選出されている。

関連情報をオフィシャルWEB上にもアップいたしました。

2010年1月23日 23:59

ヴェルディ作曲「椿姫」

ラトビア国立歌劇場での「椿姫」、オーケストラがとても燃焼度の高い演奏をしてくれて本当にドラマティックな公演となりました。

 

歌手も、素晴らしいメンバーが揃ってくれましたが、今回、特筆すべきはアルフレード役を歌ったテノールの Dmytro Popov 君です。(この動画は、別の公演でリゴレットのマントヴァ侯爵役を歌っているシーンです)

 

ウクライナ出身で今29歳の彼は、すでにスカラ座でデビューを果たしているなど、国際的に活躍する歌手ですが、本当に素晴らしい声を聴かせてくれました。 また一人、本物の"オペラ歌手"に出会えたことをうれしく思います!

 

(追記:その後、歌劇場から、5月に私が指揮する「蝶々夫人」のピンカートン役に彼を起用するかどうか相談を受けました。 もちろん、迷うことなくOKを出しました。再会が本当に楽しみです。)

Latvia.jpg「椿姫」のリハーサルは順調に進んでいます。

 

今日はとても素敵な経験をしました。 リハーサルが終わって、友人のパオロさん(写真の大きな背中が彼で、ラトビア国立歌劇場イタリアオペラ部門芸術顧問)と、劇場の前のカフェに入った時のことです。"ヒロ、ここのホット・チョコレートが美味しいんだよ。君も飲んでみないかい? かなりdenso(デンソ、イタリア語で"濃密な"という意味)だけどね。" という言葉に誘われ、彼と同じものを注文してみました。すると、、 本当に、とっても "denso" でした(笑&注:イタリア人の男性は甘いものが大好きです) マイナス10度以下(来週はマイナス30度になるかもしれないとのこと!)のこの国では、カフェに入って飲むホット・チョコレートがとっても美味しく感じられ、エネルギーを与えてくれます。

 

本題はここからです。

 

驚いたことに、カフェを運んでくれたウェイトレス(写真の女の子)が、私の前に、チョコレートを置いた瞬間、 なんと「Douzo..」と言ってくれたのです!!

 

「どうぞ..」と言われて、どんなにうれしかったことでしょう!!!

 

イタリアやドイツを含め、今までに住んだり行ったことのある国(海外)のカフェやレストランで、「どうぞ..」なんて言われたことがないだけに、、この一言で、あっという間にこの国が好きになってしまいました。(ハワイ、グアムなどの観光地や、近隣諸国の韓国や台湾ならまだしも、ここは日本から何千キロも離れたラトビアです!)

 

どうして日本語を知っているのか、尋ねてみると、「友人から習いました。"どうぞ" と "どうも" が、どんな時にも使えて便利だよ、って。」

 

確かに!(笑)

 

母国語で話しかけられることが、こんなにもうれしい事だと、改めて感じました。(英語で話しかけられても、きっとこんなに感動しないかもしれません。どこでも通じてしまうので。。)

 

ホット・チョコレートといい、「Douzo..」といい、とても心温まる一日でした。 素敵な経験に、Paldies!(ありがとう) 

 

明日は、オーケストラ・リハーサルです。

2010年1月19日 22:40

ラトビア

top-map.jpgラトビア共和国の首都、リーガに来ています。23日にこの街の国立歌劇場で「椿姫」を指揮するためです。

 

とにかく、とても美しい街で、前回、訪れた時よりも、(真冬だというのに)、華やかでさらに明るい雰囲気になった気がします。

 

それにしても、寒いです!

外気温はマイナス10度以下だとか。。

 

ローマから手袋を持ってくることを忘れてしまったので、手袋なしで外に出て10秒も経つと手が凍ります(笑)

 

23日の公演を見に来てくださる皆さん、とにかく厚着でいらしてください!

 

 

アンコールには、ヨハン・シュトラウス作曲 「ラデッキ―行進曲」 が演奏されました。各新聞記事にも主要なテーマとして取り上げられていたように、歴史的に、ハプスブルク帝国占領下の時代があったこの地方(特に北部イタリア一帯)では、この曲を演奏することに対して、長い間、賛否両論の意見が交わされていたようです。 そんな中、"様々な理由があるにせよ、この曲は、新年を飾るこうした華やかなコンサートには相応しい" (La Voce di Mantova紙)として、純粋に、音楽的な魅力から、マントヴァ市民の皆さんに好意を持って受け入れていただくことができました。 また、アンコールで演奏されたこの曲に対して、さらに bis (ビス、イタリア語でアンコールの意) がリクエストされたことも、特筆すべき出来事であったようです。 演奏の前に、吉田は客席に向かって新年のあいさつを述べています。 挨拶の言葉は、1月3日付の本ブログ記事にある通りですが、その挨拶に対してすぐに、今度は客席側から "Grazie!" (ありがとう!) という言葉が返ってきました。 アンコール"1回目"の演奏をお届けいたします。



ヨハン・シュトラウス作曲「ラデッキー」行進曲


Gazzetta.jpg

Sociale(歌劇場)のニューイヤー、聴衆は「ラデッキー」のアンコールをリクエスト


「ラデッキー」 Yes or 「ラデッキー」 No? 昨日の午後、歌劇場のすべての指定席を埋め尽くした聴衆は、もはやこの質問に対して疑いを抱く事は無かった。 この -ハプスブルク帝国の准将に対してヨハン・シュトラウスが献呈した行進曲- を、とても温かい雰囲気の中、熱狂的な拍手を持って迎え入れたのである。 それだけではなかった: なんと、聴衆はこの曲に対してアンコールを熱望したのである。 明るく溌剌とした日本人のマエストロ、ヒロフミ・ヨシダは、このリクエストに対してタイミング良く応え、さらには、聴衆に向かって新年のあいさつ "素晴らしい2010年となりますように!" を述べた。 (中略) その長い称賛と拍手は、シュトラウスを始めとする様々な音楽が素晴らしい演奏であった事の何よりの証拠であった。("La Gazzetta di Mantova"紙 2010年1月2日付)

引き続き、コンサートの模様を御紹介いたします。

 

ピエトロ・マスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」より "間奏曲" は、数あるイタリアオペラの "Intermezzo"(インテルメッツォ、間奏曲)の中でも、世界中で最も親しまれている大変美しい曲です。 日本でも、TVCMやドラマの中でBGMとして用いられ、また、映画「ゴッドファーザー Part3」の中では、全編にわたってこのオペラが取り上げられていることでも有名です。

 

"ニューイヤーコンサート" の名にふさわしく、オペラの序曲やポルカなどアップテンポの華やかな曲が数多くプログラミングされていましたが、 この叙情的な "間奏曲" は、コンサートのちょうど中間(5曲目)に演奏されました。吉田は、演奏会においてこの曲を度々取り上げており、その演奏は Official WEBサイト( ♪ のマークをクリック)からもお聴きいただくことができます。

 

 

「カヴァレリア・ルスティカーナ」より "間奏曲"


2010年1月10日 08:35

"成功と共に開幕"

La Voce di Mantova 02012010.jpg

 

"Sociale(マントヴァ歌劇場のこと)の新年は成功と共に開幕"

 

劇場はシンフォニーコンサートのために満員、そして伝統的な「ラデッキー行進曲」に対してアンコールのリクエスト。

 

(以下、記事本文より抜粋)

マエストロ、ヒロフミ・ヨシダの指揮は、-コンサートの開始からその最後の瞬間までー 聴衆の深い共感を呼び起こした。

ロッシーニの序曲「セビリアの理髪師」のブリリアントな演奏に始まり、マスカーニの間奏曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」では、悲痛なドラマを表出。シュトラウスの作品群 -伝統的な "ポルカ" と「美しき青きドナウ」などの "ワルツ"- においては、明るく陽気、そして生き生きとした部分と、対照的に交互に現れるとてもデリケートなメロディーを表情豊かに描き切り、伝統的に(ニューイヤーコンサートのラストに)演奏される「ラデッキー行進曲」で、見事なまでに最後を締めくくった。最後のこの曲は、しかしながら、この地域(北イタリア)の歴史的背景という特別な理由から、必ずしも聴衆から受け入れられるとは限らない。それにも拘らず、劇場を埋めた満員の聴衆は、この曲のアンコールを拍手をもってリクエストしたのである。("La Voce di Mantova"紙 2010年1月2日付)

 

ラデッキー行進曲は、その名が示すように、北イタリアの独立運動を鎮圧したハプスブルク帝国の将軍、ヨーゼフ・ラデッキーを称えて作曲された。

 

 

マントヴァ歌劇場"ニューイヤーコンサート"の模様をお届けいたします。

 

コンサートは、ロッシーニ作曲「セヴィリアの理髪師」序曲で幕を開けました。(オペラハウスでのコンサートのため、序曲の開始とともに、文字通り "幕が上がる" のをご覧いただけます。)

 

イタリア音楽史上、最も偉大な作曲家の一人であるロッシーニは、全部で40近いオペラを作曲しました。それぞれのオペラの序曲は単独でも取り上げられ、特にこの国では重要なレパートリーとなっています。(吉田も、昨年、パレルモのマッシモ歌劇場で「セミラーミデ」序曲を指揮しています。)

 

 

「セビリアの理髪師」序曲(前半)

 

 

 

「セビリアの理髪師」序曲(後半)

 

2010年1月 3日 23:55

Buon Capodanno 2010!

皆さん、明けましておめでとうございます!


就任記念コンサートも無事に終わり、1月1日付で マントヴァ歌劇場 音楽監督に就任いたしました。

 

長い歴史を誇るこの歌劇場の元旦は、この伝統的な行事 -ニューイヤーコンサート- を楽しみながら新年を祝うために集まったマントヴァ市民の皆さんでいっぱいとなりました。

 コンサートでは、休憩(Intervallo)なしに一気に 8 曲もの 序曲、間奏曲、ワルツ、ポルカ ecc... が演奏されました。 最後にアンコールとして「ラデッキー行進曲」を演奏しましたが、その前に、客席を振り向き: "Buon Capodanno! Io e l'orchestra augriamo a voi tante belle cose e felicissimo anno 2010!!"(明けましておめでとうございます! 私とオーケストラは、皆さんにとってたくさんの素晴らしいことを、そして最高に幸せな2010年となることを願っています!) と挨拶させていただいたのですが、、その時すぐに、聴衆の皆さんから舞台上の私たちに向けて "Grazie!"(ありがとう!)という言葉が帰ってきたことを、とてもうれしく思うとともに、このイタリアで一つの街の音楽監督に就任することの意味を改めて実感し、身が引き締まる思いでいっぱいとなりました。

 

今年の10月最後の週には、記念すべき第一回目となる リゴレットフェスティヴァル の開催が予定されています。 この音楽祭は、世界遺産でもあるこの街の魅力を全て余すところなく伝え、(ヨーロッパの他の都市におけるフェスティヴァルと同じように)今後、限りなく永遠に引き継がれていかれるであろう最も重要な文化行事の一つとして位置づけられ、街全体を挙げて着々と準備が進められています。私は、この音楽祭において、オペラ「リゴレット」の指揮を任されていますが、、さらに、大変名誉なことに、すべての音楽的イベントを監修、監督することになっています。この重責を、全力を尽くして果たしていくつもりです。

 

フェスティヴァルは、2010年 10月22日~31日に渡って開催されます。

みなさん、ぜひ、マントヴァでお会いいたしましょう!

 

2010年 新年

 

吉田裕史

 

Concerto Capodanno.jpg

マントヴァ歌劇場 ニューイヤーコンサート

 

以下のプログラムが演奏され、コンサートの模様は Mantova TV によってライブ放映されました。

 

1. ロッシーニ:「セビリアの理髪師」序曲

 

2. J. シュトラウス:ワルツ「芸術家の生涯」

 

3. J. シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」 

 

4. J. シュトラウス:ワルツ「春の声」

 

5. マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲

 

6. モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲

 

7. ヨーゼフ&ヨハン シュトラウス:ピッチカート・ポルカ

 

8. J. シュトラウス:ワルツ「美しき青きドナウ」

 

 

アンコール

 

1. ヨハン・シュトラウス:トリッシュ-トラッチュ・ポルカ

 

2. ヨハン・シュトラウス:「ラデッキー行進曲」

2010年1月 1日 23:17

音楽監督に就任

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本日1月1日付で、吉田裕史が マントヴァ歌劇場 音楽監督に就任いたしました。

 

就任記念ニューイヤーコンサートは、16時(日本時間1日24時)から開催されます。