Hirofumi Yoshida - 吉田裕史

吉田裕史

吉田裕史:指揮者

東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。ドイツ・イタリアで研鑽を積み、2007年ローマ歌劇場カラカラ浴場野外公演を指揮、2010年1月よりマントヴァ歌劇場音楽監督に就任。

Calender

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

New Entry

Archives

Category

Links

Links2

2013年10月18日 08:22

レプブリカ紙に記事掲載


イタリア二大紙の一つであるレプブリカ紙(La Repubblica)に、
吉田裕史についての記事が掲載されました。


レプブリカ紙、20131018 

吉田裕史、寺院でオペラを指揮する 

Japanese-Bolognese(日本人ボローニャを本拠地とする)

ルーカ・バッコリーニ


           ( クリックすると拡大します ↓ )

La Repubblica.png

ボローニャ歌劇場は彼に、マルティーニ神父の二つのインテルメッゾの横浜と京都での公演を託した。45歳、彼はヨーロッパでのしっかりした土台を持ち、6ヶ月前からボローニャに居を構えている。

黒い前髪の下に隠れた顔、やんちゃな雰囲気の髭を伸ばして、すべてを知っているにも関わらず相手の返事を待っているような機知あふれる吉田裕史は、ボローニャ歌劇場公演の日本でのイメージ・キャラクターである。まれに見る寛大さを持つこの指揮者は、6ヶ月前にボローニャの中心街、ダゼーリオ通りの近くに居を構えた。その場所から吉田は、礼儀正しさの中にも明確な野望を持ってイタリア・オペラへの階段を昇りつめる準備を始めた。それは彼にとって人生の選択であり、ボローニャ歌劇場が築き上げて来た歴史上にも、今まさにその輝きを反映させている。日本とは絆がますます深まり、オペラの海外における上演地としてのフロンティア(ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニのダブルビルが明日から横浜と京都で上演される)、そして支援者や観光における収穫が期待出来る場所となっている。

今回の旅は、ボローニャのシンボルである"二本の塔"のすぐ近くに住み、堪能なイタリア語を操り、オーケストラから好意を持たれている、文化大使としての彼と一緒に行われるが、この日の出る国において、信じ難い扉が開く事となった。日本の古都、京都にある17のユネスコ世界遺産のうちの一つである清水寺という仏教の寺院の聖なる境界をオペラが超えることになったのは、彼のおかげである。

吉田の説明では「この場所で公演するということは、このイベントが歴史的に重要なものであることを示しており、それ故に、日本政府はその実現のために大きな経済的援助を申して出てくれたのです。特別な許可無くては、この寺の聖域に入り込む事は決して出来なかったでしょう。いわば歌舞伎を教会で上演するようなものですから。これは特別な公演なのです。」(中略)

吉田はこの歌劇場のオーケストラとの仕事に誇りを感じていると言い、それは単なるお世辞ではない。「とても恵まれた状況にある事を理解しなくてはなりません。我々にとってスカラ座とフェニーチェ歌劇場の次に日本を訪れる歌劇場はボローニャなのです。日本には毎年のように、メトロポリタン歌劇場からロイヤル・オペラといったクラスの歌劇場やオーケストラが約20団体ほど世界中からやって来ます。ボローニャのオーケストラはその一つなのです。この事実を常に鑑みるべきなのです。」